「春の七草」の種類
「春の七草」は、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すすじろの7種類です。
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1.せり:
[ 語源 ] 田の畦や川岸などの湿地に自生、競り合って生えることからの語源 (競り勝つ)
[ 効能 ] 健胃効果、食欲増進、利尿作用、肝臓回復機能
2.なずな:
[ 語源 ] ぺんぺん草の別名、実の部分が三味線のバチに似ていることからの語源 (撫でて汚れを除く)
[ 効能 ] 健胃効果、食欲増進、視力、利尿作用、解熱
3.ごぎょう:
[ 語源 ] ははこぐさの異名を持つ (仏の体)
[ 効能 ] 咳止め、気管支炎予防、扁桃腺炎予防、吐き気、解熱
4.はこべら:
[ 語源 ] 漢名では「繁婁(はんろう)」と呼ばれ、真冬でも繁茂することが語源 (繁栄がはびこる)
[ 効能 ] 歯茎止血、歯槽膿漏予防、利尿作用
5.ほとけのざ:
[ 語源 ] 田平子(たびらこ)の春の七草名、田の地面に平らに生える草というのが語源 (仏の安座)
[ 効能 ] 健胃効果、食欲増進、解熱、歯痛
6.すずな:
[ 語源 ] 蕪の別名、黄色い花の様子から鈴花菜というのが語源 (神様を呼ぶ鈴)
[ 効能 ] 健胃効果、食欲増進、消化促進、しもやけ、そばかす予防
7.すずしろ:
[ 語源 ] 中国を経由して奈良時代に日本に渡来、すがすがしい白い根を表したのが語源、「大根」である (汚れのない純白さ)
[ 効能 ] 健胃効果、食欲増進、気管支炎予防、扁桃腺炎予防、咳止め、神経痛、ひび、あがぎれ予防